「相続の基礎」の記事一覧

遺留分と、その減殺請求

相続の基礎

遺留分とは 法定相続人には、被相続人の遺産を相続する権利があります。法定相続人が複数の場合であれば、その法定相続分に応じた遺産相続の権利があるわけです。 ところで、被相続人は遺言書を作成することや、生前贈与をすることによ・・・

遺産相続方法の決定について

相続の基礎

法定相続人が一人である場合には、その唯一の相続人が、被相続人の遺産を全て引き継ぎます。また、法定相続人が複数であっても、被相続人が遺言書によって遺産の分割方法を指定している場合には、原則としてそれに従って遺産相続をするこ・・・

相続人の欠格事由

相続の基礎

次に掲げる者は相続人となることができないと、民法891条により規定されています。ここで定められているのが相続人の欠格事由です。 故意に被相続人又は相続について先順位若しくは同順位にある者を死亡するに至らせ、又は至らせよう・・・

代襲相続と相続登記

相続の基礎

代襲相続とは、本来ならば相続人になるはずであった人(被相続人の子など)が、被相続人よりも先に死亡している場合に、その「相続人になるはずであった人」の子などが代わりに相続することです。 たとえば、上の図では、父が死亡したと・・・

相続登記はお早めに

相続の基礎

不動産を所有されている方が亡くなられた場合に、その所有者名義を相続人に変更するのが相続登記(相続を原因とする所有権移転登記)です。相続による名義変更登記(名変)などと俗に言われることもあります。 この相続登記は、相続の開・・・

誰が遺産相続するのか

相続の基礎

法定相続人とは、被相続人(亡くなった人)の権利や義務を相続する人のことで、民法により次のとおり定められています。 まず、被相続人に配偶者(夫、妻)がいるときは、その配偶者は必ず相続人になります。そして、被相続人の子、父母・・・

相続の限定承認とは

相続の基礎

相続には単純承認、相続放棄、限定承認の3通りがあります。 このうち、限定承認とは、相続人が「その相続によって得た財産の限度においてのみ被相続人の債務等を弁済する」ものとして相続の承認をすることです。 単純承認では被相続人・・・

遺産相続における特別受益とは

相続の基礎

特別受益とは、共同相続人の中に『被相続人から遺贈を受けまたは婚姻、養子縁組、生計の資本として贈与を受けた人がいるとき』に、『被相続人が相続開始のときに持っていた財産の価額に、その贈与の価額を加えたもの』を相続財産とみなし・・・

推定相続人の廃除とは

相続の基礎

推定相続人の廃除は家庭裁判所に申立てします。廃除の調停が成立(または、審判が確定)すると、廃除された者は相続権を失います。また、相続人ではなくなるため、遺留分も当然ありません。 推定相続人の廃除を検討するケースとしては、・・・

誰の名義に相続登記をするのか

相続の基礎

法定相続人が1人の場合、または、法定相続人が複数であっても遺言書によって遺産の分割方法が指定されている場合を除いては、法定相続人が話し合いにより、遺産相続の方法を決定することになります。これが、遺産分割協議です。 遺産分・・・

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